2018年6月13日更新
●歯の健康づくり② 正しい歯の磨き方を知ろう
毎日、きちんと歯磨きをしていてもなぜか虫歯になってしまう、と悩んでいる方はいませんか?
それは磨き方にかたよりがあったり、歯並びの状態によって汚れが取りづらい場合があったりするため、磨き残しが発生しているのが原因かもしれません。
まずは正しい歯の磨き方を知って、歯垢(プラーク)をしっかりと取り、歯の健康を保ちましょう。
● 歯垢や歯石の予防には、毎日の歯磨きが大切です!
歯垢や歯石がつきやすいところを中心に、
やわらかめの歯ブラシを小刻みに動かして磨きましょう。
強く磨きすぎると歯ぐきが下がってしまうので、
適度な力加減で磨くことが大切です。
★ 歯垢が残りやすいところ
奥歯や歯の間、歯ぐきとの境目など
★ 歯石がつきやすいところ
下の前歯の裏側や上の奥歯の外側など
● 健康な歯を保つ、歯磨き以外のセルフケア
歯間ブラシ | 歯と歯の間の広い隙間をきれいにします。奥歯にも届きやすいL字型や、材質やサイズもさまざまなものが販売されています。 歯ぐきが下がってきたときのケアに有用です。 |
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デンタルフロス | 比較的狭い歯の隙間に残った食べカスを取り除けます。 歯ブラシでは取りきれない部分に使用するのでおススメです。 |
フッ素入り歯磨き粉 | フッ素には、歯を丈夫にする、初期虫歯の進行や菌の活動を抑えるという予防効果があります。 |
●「8020(はちまるにいまる)」運動をご存知ですか?
「8020運動」とは、「80歳になっても20本、自分の歯を保ちましょう」という運動です。
厚生労働省の「健康日本21」では、歯の喪失の主な原因疾患であるう触と歯周病について、国民の多くが何らかの症状を抱えていることがわかっています。
一生自分の歯で、楽しい食生活と健康な日常生活を過ごすには、子どものころからの正しいデンタルケアと、青年期のセルフケアが重要です。
年に一度は歯科健診を受け、自身の口腔状態の把握と歯科疾患の予防、並びに早期発見・早期治療を心がけましょう。