2018年6月18日更新
●毎月19日は「食育の日」 梅雨時の食中毒にご注意ください
梅雨に入り、じめじめとした日が続いていますね。気温や湿度が高くなるこれからの時期は、細菌による食中毒が発生しやすい時期でもあります。
食中毒になると、激しい腹痛や下痢などが起こり、場合によっては死に至ることも。手洗いや食品の取扱いには十分注意し、食中毒を防ぎましょう。
夏場に注意したい食中毒
サルモネラ菌
動物の腸、河川や下水にすむ菌で、乾燥に強い。感染の原因になりやすい食品は、卵やその加工品、肉類(特に鶏肉)。腸管出血性大腸菌(O157など)
少ない菌でも発症するが、熱や消毒剤には弱い。毒性の強いベロ毒素を出し、深刻な合併症を引き起こすこともある。加熱不十分な肉類や生野菜など水を介する食品が感染の原因になりやすい。カンピロバクター
鶏や牛などの家畜、ペットの腸に住む菌。原因になりやすい食品は、生肉や半加熱の肉類のほか、肉類から二次汚染された野菜など。食中毒予防のための6ステップ
- 買い物
- 保存
- 下ごしらえ
- 加熱調理
- 食事
- 後片づけ
できるだけ新鮮な食品を選び、肉や魚などは汁がもれないようにその場で別々のビニール袋などに分けて包みましょう。
帰宅したら手洗いを忘れずに!
冷蔵・冷凍の必要な食品は、帰宅後すぐに冷蔵庫へ。
肉や魚などの汁がもれていないかの確認をしておきましょう。
肉・魚介・卵を扱うときは手洗いを忘れずに!
冷凍食品の解凍は、使う分だけにしましょう。
肉や魚などの汁が、生で食べる野菜や果物、調理済の食品につかないようにし、使用した包丁やまな板はすぐに洗剤で洗って、熱湯消毒をしましょう。
生ものを扱ったあと、
ほかの家事やトイレのあとなど、
こまめな手洗いを忘れずに!
加熱する食品は、中心部まで十分に加熱しましょう。調理を中断するときは、室温に放置しないでいったん冷蔵庫に入れ、再調理の際には十分に加熱を。
調理前には改めて手洗いを忘れずに!
調理した食品はできるだけすぐに食べましょう。すぐに食べないものはすばやく冷まし、冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
食卓につく前にも手洗いを忘れずに!
残った食品を保存するときは、浅い容器に小分けしてすばやく冷まし、冷凍・冷蔵保存しましょう。
温め直すときは、中心部まで十分加熱しましょう。時間がたちすぎて「ちょっと危ないかな?」と思う食品は、迷わず捨てましょう。
後片付けで残った食品を扱う前にも手洗いを忘れずに!