2018年6月27日更新
●歯の健康づくり③ よくかんで食べよう
よくかんで食べることは健康な生活を送るうえでは欠かせないこと。
歯が丈夫ならよくかんで食べることができますが、虫歯や歯周病、加齢でかむ力が弱くなってしまうと、食べ物を小さくかみ砕くことができず、誤って気管に入り込んでしまう「誤嚥(ごえん)」につながる可能性もあります。
普段から健康な歯を保つよう心がけ、自分の歯でしっかりかんで食べられるようにしましょう。
● 食事中にむせることが増えたら要注意! ●
「誤嚥」とは、食べ物や飲み物が誤って気管に入ってしまう状態のこと。窒息のリスクがあるだけでなく「誤嚥性肺炎」を引き起こす可能性も出てきます。
特に高齢の方は、わずかな誤嚥が重篤な肺炎や呼吸器疾患につながる可能性があります。普段から食べ方に気をつけたり、口腔内を清潔に保っておくことが大切です。
● 誤嚥を予防する食べ方のポイント ●
Point 1 | よくかんでゆっくり食べる |
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Point 2 | 新聞やテレビ、スマホなどを見ながら食事をしない |
Point 3 | 口の中にある物を飲み込んでから、次の食べ物を口に入れる |
Point 4 | きちんと座って食べ、食後すぐ横にならない |
Point 5 | 飲み込む筋肉をリラックスさせたり、飲み込む力を鍛える (首を回す、肩をたたく、舌で頬を押すなど) |
● 健康な歯を長く保つため、歯科健診を受けよう ●
よくかんで食べるためには、健康な歯を維持することが重要。歯周病や虫歯などで歯が弱っていると、かむ力が衰えてしまいます。
定期的に健診を受け、口腔内を清潔に保つことで、細菌の数が減少し、誤嚥性肺炎のリスクも低下します。