2018年10月22日更新
●インフルエンザ対策 ②手洗い、うがい、マスクで予防をしよう
暑さが去って、冷たい秋風を感じるようになってきました。
空気が乾燥してくると、インフルエンザウイルスの活動が活発になってきますが、みなさん対策はお済みでしょうか。
季節性インフルエンザは一般的に、冬季(12月~3月)が流行シーズンです。流行が始まってしまうと、 短い期間で多くの人に感染が広がっていきます。インフルエンザにかからないためにも手洗い、うがい、マスクなどの対策を徹底して行っていきましょう。
手洗い・うがいで感染対策をしよう
ウイルスは手を経由して口や鼻から体内へ入り込むため、手洗い・うがいと、マスクの着用を常に心がけましょう。
日常生活の中で、ドアノブ、手すりなど、多くの人が手でさわる場所には、ウイルスや菌が多く付着しています。外から帰った時、トイレの後、食事の前等はもちろんのこと、くしゃみやせきを押さえた後も、しっかり石けん・流水で手洗いや、 アルコール製剤による消毒をしてください。
外から帰ったら、口の中やのどについた微生物を取り除き、口腔内をきれいにするために、うがいもしっかり行いましょう。
ウイルスを残さない手洗い方法
①~⑥までを2回繰り返し、菌やウイルスを洗い流しましょう
流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。 | 手の甲をのばすようにこすります。 | 指先・爪の間を念入りにこすります。 |
指の間を洗います。 | 親指と手のひらをねじり洗いします。 | 手首も忘れずに洗います。 |
洗い終わったら十分に水で流し、
清潔なタオルやペーパータオルなどでよく拭いて乾かします。
適度な湿度を保って感染を予防しよう
空気が乾燥した環境にいると、のどの粘膜の防御機能が低下し、ウイルスの影響を受けやすくなります。特に湿度が低くなるとインフルエンザウイルスが活発になり、 感染力が高まります。加湿器を使って湿度を50%~60%に保つ、マスクを着用するなどして、のどや鼻が乾燥するのを防ぎましょう。
流行前に予防接種を受けましょう
インフルエンザの予防には、手洗い、うがいやマスクの他に「ワクチン接種」があります。
もしも感染しても、症状を軽くし、重症化を防ぐ効果が期待できます。
特に免疫力が低下している(もともと低い)と考えられる人は、重症化する恐れがあるので、ワクチン接種をおすすめします。
接種後、効果が現れるのは約2週間後からとなりますので、早めに接種をすませ、流行に備えましょう。
特に接種がすすめられる方
- 免疫力が低下している、または重症化するおそれのある方
(高齢者、乳幼児(生後6ヵ月以降)、妊婦、持病のある方など) - 流行時期に重要な予定が控えている(受験など)方、そのご家族
- 高齢者施設など、感染が広がりやすい施設で過ごす方
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。