お知らせ
2018年12月19日更新

●冬の感染症に気をつけましょう~インフルエンザ・ノロウイルス~

 年の瀬の到来です。この時期に流行する感染症といえば、インフルエンザとノロウイルス。

 仕事にプライベートにと忙しい時期ですが、そのようなときにインフルエンザやノロウイルスに感染しないため、知識をしっかりつけて、自分と家族、同じ職場で働くみなさんを守りましょう。


感染症って何?どうして冬に流行するの?

 感染症とは、ウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢、咳などの症状が出ることをいいます。低湿度を好むウイルスや細菌は、冬に感染力が強くなります。加えて、空気が乾燥していることにより、咳やくしゃみの飛沫がより遠くまで飛ぶようになります。

 一方、人間は寒さのため体温が低くなり、免疫力が落ちています。そのために、冬に感染症が流行しやすいのです。特に、インフルエンザとノロウイルスは、強い感染力により毎年多くの人が感染しています。

感染したら、どうなっちゃうの?

インフルエンザ

 インフルエンザはかぜによく似た症状とあわせて、38度以上の発熱、頭痛、全身の倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。免疫力が低下している方は、肺炎をともなう等重症になることがあります。

  インフルエンザ かぜ
症状 38度以上の発熱 発熱
全身症状
(頭痛、関節痛、筋肉痛等)
局所症状
(のどの痛み、鼻水、くしゃみ、せき等)
局所症状
(のどの痛み、鼻水、くしゃみ、せき等)
 
急激に発症 比較的ゆっくり発症
流行の
時期
1月~2月がピーク 年間を通じて。特に季節の変わり目や疲れている時等

 感染が疑われる場合、早めに医療機関を受診しましょう。
 また、学校や幼稚園は学校保健安全法により、最低でも発症した日の翌日から5日間出席停止期間があります。

ノロウイルス

 ノロウイルスは突然、激しい吐き気やおう吐等が起きるのが特徴です。

潜伏期間 24~48時間
おもな症状 吐き気、おう吐、下痢、腹痛、発熱は軽微
特長 おう吐が突然強烈に起こる

 脱水症状に注意しましょう。
 ノロウイルスの場合は出席停止期間はなく、症状が治まったら登校(登園)できます。

感染しないために

ウイルスに負けない体づくり

疲労・ストレスの解消

 疲労やストレスは体の抵抗力を弱めます。早寝早起きで体内リズムを整えましょう。質のよい睡眠は心身のストレスを軽減させます。また、適度な運動により体力がつくことで、免疫力がアップします。

栄養バランスのよい食事

 ファストフードや糖分の多いおやつばかりだと、免疫力の低下につながります。この時期は特に粘膜を強くするビタミンやミネラル、筋肉を強化し、冷え予防するたんぱく質を積極的に摂りましょう。受験生もできるだけ朝型の生活にし、夜食は控えましょう。夜食をとる場合は、消化の良いものを少量に。

お風呂を活用した冷え・乾燥対策

 お風呂は熱めの湯よりも、ぬるめでゆっくりと。血液循環回数が増え、末端・芯まで温まります。また、入浴後は部屋の乾燥対策に浴室を開放したり、タオルを干したりしておくのもいいでしょう。


インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から

 毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。

インフルエンザ予防接種はお早めに!!

ワクチンが十分な効果を維持する期間は、接種後2週間から約5ヵ月とされていますので、 お済みでない方はお早めに予防接種を受けましょう。


ノロウイルスにご注意ください

きっちり手洗い、しっかり加熱でノロウイルス食中毒の予防を!


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