2018年12月25日更新
●冷えた体をお風呂で温めてリフレッシュ
寒い日が続いていますが、湯船にゆっくりと浸かっていますか?
入浴は、汚れを落として体を清潔に保つだけでなく、血行や新陳代謝の促進、水圧によるマッサージ作用など、様々な効果をもたらします。そのため、疲れがとれてリラックスできるのです。
1年の疲れをとって心と体をリフレッシュするつもりで、今夜は湯船にゆっくりと浸かりましょう!
入浴の嬉しい3つのリフレッシュ効果
1.温熱効果
お湯につかると体が温まり血行が良くなることはよく知られていますが、お湯の温度によって効果に違いがでてきます。
- 熱めのお湯(目安42℃以上)
交感神経を刺激して、心身を活動的にします。1日の始まりに入浴するなら熱めで短時間ざぶんと入るとよいでしょう。夜、寝る直前に熱めのお湯に入ってしまうと、興奮して寝付けないこともあるので気をつけましょう。 - ぬるめのお湯(目安39℃以下)
副交感神経を刺激し、心身を落ち着かせます。1日の疲れをとりたいときはぬるめのお湯にゆっくりつかることをおすすめします。
2.浮力効果
水中では空気中に比べ、物体の重さを9分の1程度しか感じられません。浮力を受けて軽くなった体は、次第に筋肉や関節の緊張がほぐれてリラックスします。
この作用を利用して、動きにくくなっている関節を動かすリハビリテーションや筋肉のマッサージは効果大です。大いに揉みほぐしましょう。
3.水圧効果
入浴中は胴回りを3~6cmも縮めるほどの水圧がかかっています。この水圧で、足元に滞っていた血液が押し上げられ、血液の循環を促進します。
また、水圧によって横隔膜や肺が圧迫され、体内の空気量が減りますので、空気を取り込むために心臓が活発に動きます。お湯につかったとき「はぁ~」と大きく息がもれるのはこのためです。
水圧効果によるポンプ作用が、温熱効果で温まった血液を、浮力効果で緊張から開放された全身にめぐらせます。その結果、体が温まって心もリラックスできる、というわけです。
さらに、ぐっすり眠るためには
人間は、いったん上がった体温が下がることで眠りに入ります。入浴で体温を上げると、血管が拡張し、熱を放出しやすくなるため、眠りに入りやすくなります。
そのため、眠る1~2時間前に37~40度くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かりましょう。
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。