2019年6月3日更新
●6月4日からは「歯と口の健康週間」
あなたは大丈夫ですか?口腔内のセルフケア
6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です。口腔ケアは、正しい方法で行っていますか?
むし歯や歯周病の予防に欠かせない口腔ケアですが、間違った方法が習慣になっていたり、古いケアを続けていては意味がありません。
今日は、口腔ケアについて確認しましょう。
口腔ケア つのメソッド
- 歯ブラシの角度は45度!
- 歯磨き剤で歯の再石灰化を促す!
- 歯磨き後のうがいは軽くすすぐ程度!
- フロスや歯間ブラシでプラーク(歯垢)除去!
- ジュースなどの飲み物も要注意!
- ガムを活用してむし歯予防!
ブラシの先を歯と歯ぐきの境目あたりに45度に軽く押し当て、小刻みに動かします。
最近の歯磨き剤には、再石灰化を促す成分や歯周病を防ぐ成分が配合されています。自分に合ったものを選びましょう。
再石灰化を促す成分や歯周病を防ぐ成分を口の中に残しておくため、軽くすすぐだけのほうが効果的です。
歯ブラシだけではプラークは約6割しか落ちていないというデータもあります。デンタルフロスや歯間ブラシを併用しましょう。
歯にくっつかない飲み物でも糖分が含まれている場合、むし歯菌のエサになります。歯磨き後の甘い飲み物はやめましょう。
唾液による歯の再石灰化効果を高めるだけでなく、むし歯予防に役立つ成分などが配合されたものも多くあります。
健康寿命を延ばすために欠かせない口腔ケア
口腔機能には「噛む」「飲み込む」以外にも、「話す」「笑う」など様々な役割があり、人や社会と活発に交流し、心身ともに自立した生活を送るために欠かせません。そのため、2006年度からは介護予防サービスとして、口腔機能向上が導入されています。
口腔機能の向上・維持のためには、口腔体操や頬や舌の筋肉のマッサージなどの機能的口腔ケアが効果的です。
機能的口腔ケアについて、くわしくはこちらから
厚生労働省 生活習慣病予防のための
健康情報サイト
e-ヘルスネット
歯科健診を受けていない方はこの機会に受けましょう
歯の健康づくりにおいて、特定健診の質問事項として「食事をかんで食べる時の状況について」が新設されるなど、健全な食生活を維持するために歯の健康が重要視されており、2018年度からは、歯科健診の実施状況なども『後期高齢者支援金』の加算・減算の評価対象となっております。
一生、自分の歯で楽しく健康的な生活を送れるよう、年に一度は歯科健診を受け、自身の口腔状態の把握と歯科疾患の予防、並びに早期発見・早期治療を心がけましょう。