2020年12月16日更新
●冬の健康管理 ヒートショックに気をつけよう!
年の瀬を感じる今日この頃ですが、元気にお過ごしですか?
寒さが厳しくなるこの時期に気をつけたいのが、「ヒートショック」です。冬のおうち時間を楽しむために、今日はヒートショックについて学びましょう。
-STEP1-
ヒートショックについて学ぼう
ヒートショックとは温度の急な変化が体に与えるショックのことです。暖かい部屋から寒い部屋へ移動したときなどに起こります。
特に高齢者は、血圧変動が起こりやすく体温調節機能も低下する傾向があることから、注意が必要です。
-STEP2-
おうちの対策をしよう
ヒートショックをもっとも起こしやすいといわれている場所は、浴室です。浴室を中心に、以下の対策を心がけましょう。
- 入浴前に、浴室・脱衣室を暖める
- 湯温設定は41度以下、浴槽につかる時間は10分以内
- 入浴前に家族に一言かける
- 住宅の断熱性を高める
- トイレ・廊下・玄関を暖める
-STEP3-
冬のおうち時間を楽しもう
今年の冬は、特に外出を自粛しておうちでゆっくりという方が多いのではないでしょうか。ヒートショック対策をして、おうち時間をより安心して楽しみたいですね。
また、家の中でも適度な換気、暴飲暴食や睡眠不足に気をつけて免疫力を落とさないようにして、2021年を元気に迎えましょう。
発熱したとき、どうする?
~インフルエンザと新型コロナウイルス感染症~
この冬の同時流行が懸念されるインフルエンザと新型コロナウイルス感染症。もし発熱した場合、どちらにかかっているのでしょうか。また、どこで相談・受診をすればいいのでしょうか。
主な違いと相談窓口について、確認しましょう。
インフルエンザと新型コロナウイルス感染症の違い
インフルエンザ | 新型コロナウイルス感染症 | |
---|---|---|
主な症状 | 高熱を呈することが多い | 発熱に加えて、味覚障害・嗅覚障害を伴うことがある |
潜伏期間 | 1-2日 | 1~14日(平均5.6日) |
無症状 感染 |
10% 無症状患者では、ウイルス量は少ない |
数%~60% 無症状患者でも、ウイルス量は多く、感染力が高い |
ウイルス 排出期間 |
5-10日(多くは5~6日) | 遺伝子は長期間検出するものの、感染力があるウイルス排出期間は10日以内 |
相談窓口
発熱等の症状が生じた場合には、まずはかかりつけ医等の地域で身近な医療機関に、電話相談してください。相談する医療機関に迷う場合には、都道府県が設置する「受診・相談センター」に相談しましょう。
新型コロナウイルス感染症に備えよう
「新型コロナウイルス感染症」が、世界中に拡がっています。
WHOは緊急事態を宣言し、国内でもヒトからヒトへの感染が認められ感染拡大が懸念されています。
予防には、一人ひとりができることから始め、かぜやインフルエンザと同じように、手洗いやせきエチケットなどの感染症対策を行うことが重要です。
気になる症状があるときは?
新型コロナウイルスへの感染が疑われる場合は、保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」にお問い合わせください。
問い合わせ先
地域の保健所や各自治体が設ける専用相談窓口
厚生労働省 電話相談窓口(コールセンター)
TEL:0120-565653(フリーダイヤル)
午前9時~午後9時(土日・祝日も実施)
インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から
毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけ、予防につとめましょう。
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