2022年2月22日更新
●令和4年度「健康診断・保健指導」並びに「歯科健診」の
ご案内について
当組合では、被保険者様並びにご家族の皆様方に安心して健康診断を受けていただけるよう、環境整備に努めております。
現在国は、当組合などの医療保険者に対し、当該年度中に40歳以上(令和4年度の場合は昭和58年3月31日以前に生まれた方(内、当該年度4月1日現在の加入者))の被保険者並びに被扶養者の方を対象に特定健診・特定保健指導の実施を義務付けており、国の設定した目標値の達成の如何によって、75歳以上の後期高齢者医療制度への支援金(令和4年度予算ベースで年間約11億円の負担)が最大10%の加算・減算される仕組みで、組合財政を左右する要因となっております。
特に、被扶養者様の健診実施率と特定保健指導の実施率向上に努めてまいります。
被扶養者の健診実施率向上のため、施設内における健診に加え、全国規模での巡回健診も実施しております。
特定保健指導についても、契約健診機関での実施に加え、特定保健指導機関での直接面談又は遠隔面談の実施も行います。
当組合の特定健診・特定保健指導の実施状況(令和2年度実績)
2年度実績 | 国の目標値 | ||
---|---|---|---|
特定健診 | 被保険者 | 91.3% | 85% |
被扶養者 | 35.7% | ||
合計 | 77.2% | ||
特定保健指導 | 14.5% | 30% |
令和4年度 健康診断・保健指導
変更事項
(1)第一次健診データにおける国の標準的なデータファイル仕様への変更について
現在、国は当組合等の医療保険者に対し、40歳以上の被保険者及び被扶養者の特定健診・特定保健指導の実施を義務付けており、これについて、毎年1回、国へ健診データ等を報告しております。
また、特定健診の結果等が閲覧できるように取り組まれており、オンライン資格確認等システムへの特定健康診査情報登録等の観点から、当組合への結果報告は国の標準的なデータファイル(XML形式)に変更いたします。
また、次の検査項目は国の標準的なデータファイルにて管理項目となっていないため、当組合では管理できない項目となります。
なお、実施者の方へは検査結果は報告されます。
総合健診 男子 |
総合健診 女子 |
基本健診 | 特定健診 | |
---|---|---|---|---|
標準体重 | 管理対象外 | 管理対象外 | 管理対象外 | 管理対象外 |
体脂肪率 | 管理対象外 | 管理対象外 | 管理対象外 | 管理対象外 |
尿素窒素 | 管理対象外 | 管理対象外 | ||
血清アミラーゼ | 管理対象外 | 管理対象外 |
(2)第一次健診検査項目の変更について
・基本健診と特定健診にヘモグロビンA1c を追加します。
・総合健診(男女)にe-GFR を追加します。
総合健診 男子 |
総合健診 女子 |
基本健診 | 特定健診 | |
---|---|---|---|---|
ヘモグロビン A1c |
実施済み | 実施済み | 追加 | 追加 |
e-GFR | 追加 | 追加 |
(3)当組合独自の第一次健診判定区分の廃止について
第一次健診データにおける国の標準的なデータファイルの仕様に合わせたことに伴い、当組合独自の健診判定区分を廃止します。
これにより、追求検査の対象(精密検査・再検査・経過観察)については各健診機関毎の判定区分を準用いたします。
(4)追求検査の取扱い一部変更について
現在、契約健診機関で精密検査などの追求検査を実施された場合、当組合では実施者様に費用負担がかからないよう、当組合と契約健診機関で直接、保健事業としての事務処理を行っております。
しかし、近年の社会的影響などもあり、一部の契約健診機関ではこの取り扱いが難しい状況となりました。
つきましては、保健事業としての追求検査対応ができない契約健診機関で精密検査等実施された場合は、健康保険証による保険診療でご受診の上、実施者様の窓口負担分を後日補助金申請の上、当組合より費用補助させていただきます。
これにより、実施者様には一時的なご負担をお掛けいたしますが、趣旨ご理解の上、ご了承願います。
なお、詳細については実施要綱をご覧ください。
(5)新規契約健診機関
【三重県】
・近畿健康管理センター三重事業部 四日市健診クリニック(四日市市)
【大阪府】
・近畿健康管理センター大阪事業部 なんば健診クリニック(大阪市浪速区)
【兵庫県】
・近畿健康管理センター大阪事業部 神戸健診クリニック(神戸市中央区)
(6)大日本印刷と日本予防医学協会の遠隔特定保健指導の終了
健康保険組合連合会の組合運営サポート事業における「大日本印刷と日本予防医学協会」のスマホアプリを活用した遠隔特定保健指導が令和4年3月末で終了となります。
ただし、令和4年3月31日までに初回面談を開始された場合は、実績評価まで特定保健指導は実施いただけます。
なお、令和4年度今後は現在契約中の株式会社ベネフィット・ワンの遠隔特定保健指導にて実施してまいります。
健康診断の目的と意義
(1)生活習慣病やガンなどを予防・早期発見する
現在、日本人の死因の上位を占める心臓病、脳卒中などの誘因となっているのが、糖尿病、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)といった生活習慣病です。 この病気の多くは加齢に加え、日頃の生活習慣の積み重ねにより発症することが明らかになっています。
そこで、生活習慣病の予防策として、また、早期治療が肝心となる各種ガンなどの早期発見のためにも、定期的に健康診断を受けることが大切となります。
(2)体の状態を調べて生活習慣の改善につなげる
健康診断は、健康の保持・増進のためにその時の健康状態を調べ、からだ全体から情報を得ることが主な目的であり、病気のみを発見するために実施するものではありません。
もし、健康診断で病気などの予兆となるものがみられれば、再検査や保健指導などの事後フォローを受け、その変動要因が何であるかを分析したり、健康への影響要因をチェックするなど、病気を予防する健康生活への改善に生かしてこそ、健診の意義があると考えます。
当組合では第一次健康診断の結果を生かすために、事後フォロー体制を整備し、皆様方の健康管理をトータル的にサポートします。
ぜひ、毎年定期的に健康診断を受検していただきますよう、お願いいたします。
第一次健康診断・保健指導の実施方法
種別 | 対象者 | 実施 回数 | 一部負担額 | |
---|---|---|---|---|
第 一 次 健 診 |
1.基本健診 | 満35歳未満(満30歳を除く)の被保険者および被扶養者 | いずれか 1つを 年1回 |
3,000円 |
2.総合健診 (男性) (女性) |
満30歳および満35歳以上の被保険者および被扶養者 | 8,000円 | ||
3.特定健診 | 満40歳以上の被扶養者 | 無料 | ||
4.人間ドック | 満35歳以上の被保険者および被扶養者 | 補助限度額 外来 10,000円 入院 20,000円 |
||
5.巡回健診 | 満40歳以上の被扶養者 | 対象者にご案内を送付予定 |
種別 | 対象者 | 費用 | |
---|---|---|---|
保 健 指 導 |
1.特定保健 指導 |
30歳と35歳以上の健診受検者を対象に「健診結果」をもとに特定保健指導の階層化を行った結果、「動機付け支援」および「積極的支援」に該当された方 | 全額当組合が負担します。 |
2.健診後の 事後指導 |
健診結果で発症の予兆がある方 ※特定保健指導対象者は除く |
①当組合の指定健診機関実施分 全額当組合が負担します。 ②補助実施分 当組合が定めた額を限度として補助します。 |
|
3.追求検査 | 要精・再検および経過観察対象者等 |
令和4年度における対象者の生年月日
※ 満35歳未満…昭和63年4月1日以降に生まれた方
※ 満30歳…平成4年4月1日~平成5年3月31日までの間に生まれた方
※ 満35歳以上…昭和63年3月31日以前に生まれた方
※ 満40歳以上…昭和58年3月31日以前に生まれた方
令和4年度 歯科健診
お口の健康チェックと歯周病予防のために歯科健診を!
厚生労働省の「健康日本21」では、歯の喪失の主な原因疾患であるう触と歯周病について、国民の多くが何らかの症状を抱えていることがわかっています。
また歯の健康づくりにおいても特定健診の質問事項として「食事をかんで食べる時の状況について」が新設され、歯科健診の実施状況なども後期高齢者支援金の減・加算の評価の対象となります。
今後の高齢化を考えるうえで、健全な食生活を維持していくためにも歯の健康状態に注意し、咀嚼(そしゃく)機能の維持・改善をはかっていくことが重要です。
一生、自分の歯で楽しく健康的な生活を送れるよう、年に一度は歯科健診を受け、自身の口腔状態の把握と歯科疾患の予防、並びに早期発見・早期治療を心がけましょう。
歯科健診の実施方法
令和4年度各種健診の一部負担金、申込方法、実施方法などについて
(各関連ページは3月末に令和4年度実施内容に更新します)
新型コロナウイルス感染症に備えよう
「新型コロナウイルス感染症」が、世界中に拡がっています。
WHOは緊急事態を宣言し、国内でもヒトからヒトへの感染が認められ感染拡大が懸念されています。
予防には、一人ひとりができることから始め、かぜやインフルエンザと同じように、手洗いやせきエチケットなどの感染症対策を行うことが重要です。
気になる症状があるときは?
新型コロナウイルスへの感染が疑われる場合は、保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」にお問い合わせください。
問い合わせ先
地域の保健所や各自治体が設ける専用相談窓口
厚生労働省 電話相談窓口(コールセンター)
TEL:0120-565653(フリーダイヤル)
午前9時~午後9時(土日・祝日も実施)
インフルエンザの流行期に入りました
~インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から~
インフルエンザ予防の基本は、毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけることです。睡眠不足や疲れにより、免疫力が下がるとインフルエンザに罹りやすくなります。
まずはご自身での健康管理に努めましょう。
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