2022年6月6日更新
●受けていますか?年に一度は、健康診断
今年の健康診断は、もう受けましたか?
年に一度は健康診断を受けて、今後気を付けたい病気や、生活習慣の見直しについて考えるきっかけにしましょう。
今日は、健康診断の結果からわかることを、少しだけご紹介します!
1. HbA1c
HbA1cとは、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンと糖が結合したもので、血液中のHbA1c量を測定します。
血液中の糖の濃度を指す血糖値は採血時の血糖状態を示すものですが、HbA1cは1~2ヵ月間の平均した血糖状態を示します。
つまり、HbA1cが高いということは、血糖値が慢性的に高いということを意味し、糖尿病の傾向があるといえます。
2. クレアチニン(Cr)
クレアチニンとは筋肉に含まれているたんぱく質の老廃物のことで、血液中のクレアチニン量を測定します。
クレアチニンは腎臓でろ過されて尿として体の外に排出されます。しかし、腎機能が低下すると体外に尿として排出される量が減少し、血液中のクレアチニンが増加します。
つまり、クレアチニンが高いということは、腎機能が低下しているということを意味し、腎機能障害や腎不全の疑いがあるといえます。
他にも、健診結果の見方について知りたい方は、
「健康管理ファイル」活用法 vol.3をチェック!
経過観察(再検査)・特定保健指導は必ず受けましょう
第一次健診で異常の疑いがある場合には、経過観察(再検査)が通知されます。経過観察(再検査)は、必ず受けましょう。
また、当組合では、30歳と35歳以上の健診受検者のうち、生活習慣病の発症リスクが高いと判定された場合に、特定保健指導を行っています。
特定保健指導では、専門のスタッフと一緒に、一人ひとりに合った方法で、生活習慣の改善を考えていきます。
経過観察(再検査)や特定保健指導は、必ず受けましょう。
特定健診・特定保健指導の実施率は、
後期高齢者医療制度への支援金にも影響します!
現在国は、健康保険組合などの医療保険者に対し、40歳以上(原則、当該年度4月1日現在)の被保険者並びに被扶養者の方を対象に特定健診・特定保健指導の実施を義務付けており、国の設定した目標値の達成の如何によって、75歳以上の後期高齢者医療制度への支援金が最大で10%の減・加算される仕組みで、組合財政を左右する要因となっています。
支援金の負担をこれ以上増やさないためにも、健診受検率を上げるとともに、健診結果を生かし、特定保健指導も積極的に受けてくださいますようお願いいたします。
被扶養者の方がパート先などで健診を受けておられる場合は
健診結果のご提供をお願いします
特定健診では、被扶養者の方がパート先等で労働安全衛生法に基づく定期健診を受け、健診結果を医療保険者に提出された場合、その医療保険者が特定健診を実施したものと見なされ、受検率に反映される仕組みとなっています。
ご提供いただきました健診結果等は、個人情報保護法のもと適切に管理いたします。
新型コロナウイルス感染症に備えよう
「新型コロナウイルス感染症」が、世界中に拡がっています。
WHOは緊急事態を宣言し、国内でもヒトからヒトへの感染が認められ感染拡大が懸念されています。
予防には、一人ひとりができることから始め、かぜやインフルエンザと同じように、手洗いやせきエチケットなどの感染症対策を行うことが重要です。
気になる症状があるときは?
新型コロナウイルスへの感染が疑われる場合は、保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」にお問い合わせください。
問い合わせ先
地域の保健所や各自治体が設ける専用相談窓口
厚生労働省 電話相談窓口(コールセンター)
TEL:0120-565653(フリーダイヤル)
午前9時~午後9時(土日・祝日も実施)