2023年2月20日更新
●令和5年度「健康診断・保健指導」並びに「歯科健診」の
ご案内について
当組合では、被保険者様並びにご家族の皆様方に安心して健康診断を受けていただけるよう、環境整備に努めております。
現在国は、当組合などの医療保険者に対し、当該年度中に40歳以上(令和5年度の場合は昭和59年3月31日以前に生まれた方(内、当該年度4月1日現在の加入者))の被保険者並びに被扶養者の方を対象に特定健診・特定保健指導の実施を義務付けており、国の設定した目標値の達成の如何によって、75歳以上の後期高齢者医療制度への支援金(令和5年度予算ベースで年間約12億円の負担)が最大10%の加算・減算される仕組みで、組合財政を左右する要因となっております。
特に、被扶養者様の健診実施率と特定保健指導の実施率向上に努めてまいります。
被扶養者の健診実施率向上のため、施設内における健診に加え、全国規模での巡回健診も実施しております。
特定保健指導についても、契約健診機関での実施に加え、特定保健指導機関での直接面談又は遠隔面談の実施も行います。
当組合の特定健診・特定保健指導の実施状況(令和3年度実績)
3年度実績 | 国の目標値 | ||
---|---|---|---|
特定健診 | 被保険者 | 92.7% | 85% |
被扶養者 | 47.0% | ||
合計 | 81.4% | ||
特定保健指導 | 19.9% | 30% |
令和5年度 健康診断・保健指導
変更事項
(1)新規契約健診機関
【東京都】
・近畿健康管理センター東京事業部 東京日本橋健診クリニック(中央区日本橋)
【神奈川県】
・東名厚木メディカルサテライトクリニック(厚木市)
【静岡県】
・聖隷健康診断センター東伊場クリニック(浜松市中区)
【愛知県】
・近畿健康管理センター名古屋事業部 名古屋健診クリニック(名古屋市中区)
【滋賀県】
・近畿健康管理センターひこね健診クリニック(彦根市)
・近畿健康管理センター栗東健診クリニック(栗東市)
(2)契約健診機関の統合による名称および所在地変更について
ふくおか公衆衛生推進機構の赤坂総合健診センターは統合のため、令和5年7月に「ガーデンシティ健診プラザ」としてOPENいたします。
なお、移転準備のため6月は休館予定となっております。
新 | 旧 |
---|---|
【名称】 ふくおか公衆衛生推進機構 ガーデンシティ健診プラザ 【所在地】 福岡県福岡市中央区天神4-1-32 天神リバーフロントビジネスセンター2F |
【名称】 ふくおか公衆衛生推進機構 赤坂総合健診センター 【所在地】 福岡県福岡市中央区大名2-4-7 |
(3)特定保健指導について
国は医療保険者である当組合などの医療保険者に対し、メタボリックシンドロームの概念を取り入れた特定保健指導の実施を義務付けており、当組合などの総合型健保は参酌基準の30%を達成する必要があります。
現在は実施機関として契約健診機関又は特定保健指導機関であるベネフィット・ワンなどにて特定保健指導を実施しております。
このことについて、より対象者の方が理解を深め実施しやすいように、ベネフィット・ワンから実施案内を通知する際には、事前に当組合に対象者様の連絡先の電話番号やメールアドレスを情報提供いただくことで、ご本人様へ直接丁寧に情報をお伝えさせていただくよう努めております。
令和5年度は、ご本人様のご理解があれば、お勤め先への電話やメール通知などにも対応し、より実施しやすい環境を図ってまいります。
(4)健保会館における基本健診の時間の変更について
令和4年度は、2日間で午前を男性、午後を女性として実施いたしましたが、令和5年度は、2日間で両日とも午前前半に男性、午前後半に女性として実施いたします。
健保会館の基本健診実施日時
実施日 | 令和5年7月12日(水) 令和5年7月13日(木) |
---|---|
実施時間 (両日) |
男性 8:40~10:30 女性 10:45~12:30 |
健康診断の目的と意義
(1)生活習慣病やガンなどを予防・早期発見する
現在、日本人の死因の上位を占める心臓病、脳卒中などの誘因となっているのが、糖尿病、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)といった生活習慣病です。 この病気の多くは加齢に加え、日頃の生活習慣の積み重ねにより発症することが明らかになっています。
そこで、生活習慣病の予防策として、また、早期治療が肝心となる各種ガンなどの早期発見のためにも、定期的に健康診断を受けることが大切となります。
(2)体の状態を調べて生活習慣の改善につなげる
健康診断は、健康の保持・増進のためにその時の健康状態を調べ、からだ全体から情報を得ることが主な目的であり、病気のみを発見するために実施するものではありません。
もし、健康診断で病気などの予兆となるものがみられれば、再検査や保健指導などの事後フォローを受け、その変動要因が何であるかを分析したり、健康への影響要因をチェックするなど、病気を予防する健康生活への改善に生かしてこそ、健診の意義があると考えます。
当組合では第一次健康診断の結果を生かすために、事後フォロー体制を整備し、皆様方の健康管理をトータル的にサポートします。
ぜひ、毎年定期的に健康診断を受検していただきますよう、お願いいたします。
第一次健康診断・保健指導の実施方法
種別 | 対象者 | 実施 回数 | 一部負担額 | |
---|---|---|---|---|
第 一 次 健 診 |
1.基本健診 | 満35歳未満(満30歳を除く)の被保険者および被扶養者 | いずれか 1つを 年1回 |
3,000円 |
2.総合健診 (男性) (女性) |
満30歳および満35歳以上の被保険者および被扶養者 | 8,000円 | ||
3.特定健診 | 満40歳以上の被扶養者 | 無料 | ||
4.人間ドック | 満35歳以上の被保険者および被扶養者 | 補助限度額 外来 10,000円 入院 20,000円 |
||
5.巡回健診 | 満40歳以上の被扶養者 | 対象者にご案内を送付予定 |
種別 | 対象者 | 費用 | |
---|---|---|---|
保 健 指 導 |
1.特定保健 指導 |
30歳と35歳以上の健診受検者を対象に「健診結果」をもとに特定保健指導の階層化を行った結果、「動機付け支援」および「積極的支援」に該当された方 | 全額当組合が負担します。 |
2.健診後の 事後指導 |
健診結果で発症の予兆がある方 ※特定保健指導対象者は除く |
①当組合の指定健診機関実施分 全額当組合が負担します。 ②補助実施分 当組合が定めた額を限度として補助します。 |
|
3.追求検査 | 要精・再検および経過観察対象者等 |
令和5年度における対象者の生年月日
※ 満35歳未満…平成元年4月1日以降に生まれた方
※ 満30歳… 平成5年4月1日~平成6年3月31日までの間に生まれた方
※ 満35歳以上…平成元年3月31日以前に生まれた方
※ 満40歳以上…昭和59年3月31日以前に生まれた方
令和5年度 歯科健診
お口の健康チェックと歯周病予防のために歯科健診を!
厚生労働省の「健康日本21」では、歯の喪失の主な原因疾患であるう触と歯周病について、国民の多くが何らかの症状を抱えていることがわかっています。
また歯の健康づくりにおいても特定健診の質問事項として「食事をかんで食べる時の状況について」が新設され、歯科健診の実施状況なども後期高齢者支援金の減・加算の評価の対象となります。
今後の高齢化を考えるうえで、健全な食生活を維持していくためにも歯の健康状態に注意し、咀嚼(そしゃく)機能の維持・改善をはかっていくことが重要です。
一生、自分の歯で楽しく健康的な生活を送れるよう、年に一度は歯科健診を受け、自身の口腔状態の把握と歯科疾患の予防、並びに早期発見・早期治療を心がけましょう。
歯科健診の実施方法
新型コロナウイルス感染症に備えよう
「新型コロナウイルス感染症」が、世界中に拡がっています。
WHOは緊急事態を宣言し、国内でもヒトからヒトへの感染が認められ感染拡大が懸念されています。
予防には、一人ひとりができることから始め、かぜやインフルエンザと同じように、手洗いやせきエチケットなどの感染症対策を行うことが重要です。
気になる症状があるときは?
新型コロナウイルスへの感染が疑われる場合は、保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」にお問い合わせください。
問い合わせ先
地域の保健所や各自治体が設ける専用相談窓口
厚生労働省 電話相談窓口(コールセンター)
TEL:0120-565653(フリーダイヤル)
午前9時~午後9時(土日・祝日も実施)
インフルエンザの流行期に入りました
~インフルエンザの予防は日頃の生活習慣から~
インフルエンザ予防の基本は、毎日の手洗い・うがい・バランスのとれた食事を心がけることです。睡眠不足や疲れにより、免疫力が下がるとインフルエンザに罹りやすくなります。
まずはご自身での健康管理に努めましょう。