事業主様向け文書のお知らせ
令和6年度「健康診断・保健指導」並びに「歯科健診」のご案内について
日頃は、当健康保険組合の事業運営につきまして、格別のご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、令和6年度の標記の事業について、女性特有の健康課題への取り組みの一環として若年者への子宮頸がん検査の付加、また40歳未満の健診データも含めた活用を行い健診結果から医療機関への受診が必要な方への勧奨通知の実施のほか、契約健診機関の増加などより実施やすい環境に努めてまいります。
なお、40歳以上の方を対象とした特定健診・特定保健指導においては、国は参酌基準(健診実施率85%・保健指導実施率30%)を設けられているほか、後期高齢者医療支援金(令和6年度予算ベースで年間約12億円の負担)の加算・減算制度においても、健診等の実施率をはじめ、肥満解消率、がん検診の実施状況やがん検診の要精密検査受診率、問診事項にともなう改善事項等が求められるなど健診情報を生かし生活習慣の改善につなげていくことが重要となり、達成状況により最大で10%加算・減算される仕組みとなり組合財政を左右する要因となっております。
また、特定保健指導の実施について、契約健診機関においても国が早期に特定保健指導を開始することが望ましいとしていることから、順次当日中に階層化され特定保健指導の開始ができる機関も増加しておりますので、対象となられた場合は積極的に実施願います。なお、特定保健指導の対象者選定(階層化)基準は腹囲(又はBMI)に加え血圧などのリスク要因とされておりますので、例年対象者なられている方にはその旨ご周知のうえ、健診予定日前には腹囲や体重のコントロールに努めていただくことで対象から外れることが可能となります。
記
1.新規事項
(1)健康健診関係
◎基本健診(30歳を除く35歳未満)実施時に女性を対象に希望者には子宮頸がん検査を無料で付加
※子宮頸がん検査は当該年度20歳・22歳・24歳・26歳・28歳・32歳・34歳の方を対象に実施
◎医療機関への受診が必要な方への受診勧奨通知を実施
2.変更事項
(1)特定健診(健康診断)関係
◎標準的な質問票の見直しについて
・標準的な質問項目について国の基準に準じて次の4項目の見直し実施。
・喫煙
・飲酒
・飲酒量
・保健指導
◎健診検査項目の保健指導判定値の見直しについて
・国の基準に準じて中性脂肪の保健指導判定値を空腹時と随時に区分し実施。
◎追求検査業務の見直し
・データヘルス計画等の観点から保健事業において精密検査や経過観察時の検査費用を全額負担しておりましたが、これを廃止し保険診療において受診するように変更。
なお、精密検査や12カ月未満の再検査の指示のある方は2次検査を保険診療とし支払われた後、当組合から事後精算(償還払い)にてお支払いすることといたします。
(2)特定保健指導関係
◎保健指導体制(プログラム)の変更について
・特定保健指導では実績評価にアウトカム評価が導入されたため、国の基準に準拠した内容で見直し実施。
・アウトカム評価の導入等により、当組合が契約健診機関で独自で実施している国の基準に付加した内容のプログラム(最終支援―動機付け支援10か月・積極的支援11か月)は廃止。
(3)新規契約健診機関
【東京都】
・立川北口健診館(立川市)
【静岡県】
・聖隷富士病院(富士市)
【愛知県】
・ナゴヤガーデンクリニック(名古屋市西区)
・名古屋市医師会健診センター(名古屋市東区)
(4)契約解除健診機関
【宮崎県】
・宮崎市医師会病院健診センター(宮崎市)
以 上