お知らせ
2011年12月30日掲載
●一年の疲れはお風呂でリフレッシュして、よいお年をお迎えください

  日本人は世界中で類を見ないほどのお風呂好き民族ですが、お風呂の効能については実は知らないことも多いようです。
  冬のお風呂はからだを温め、疲れをほぐし、心身のリフレッシュに欠かせません。
  今年もいよいよ暮れます。一年分の疲れをリフレッシュするつもりで、お風呂にゆっくりとつかって、新年を爽快に迎えましょう!

■温熱効果
  お湯につかるとからだが温まり血行が良くなることはよく知られていますが、お湯の温度によって効果に違いもでてきます。
  熱めのお湯(目安42℃以上)…交感神経を刺激して、心身を活動的にします。 一日の始まりに入浴するなら熱めで短時間ざぶんと入るとよいでしょう。夜、寝る直前に熱めのお湯に入ってしまうと、興奮して寝付かれないこともあるので気をつけましょう。
  ぬるめのお湯(目安39℃以下)…副交感神経を刺激し、心身を落ち着かせます。一日の疲れをとりたいときはぬるめのお湯にゆっくりつかることをおすすめします。

■浮力効果
  水中では空気中に比べ、物体の重さを9分の1程度しか感じられません。浮力を受けて軽くなったからだは、次第に筋肉や関節の緊張がほぐれてリラックスします。
  この作用を利用して、動きにくくなっている関節を動かすリハビリテーションや筋肉のマッサージは効果大です。大いに揉みほぐしましょう。

■水圧効果
  入浴中は胴回りを3〜6cmも縮めるほどの水圧がかかっています。 この水圧で、足元に滞っていた血液が押し上げられ、血液の循環を促進します。
  また、水圧によって横隔膜や肺が圧迫され、体内の空気量が減りますので、空気を取り込むために心臓が活発に動きます。 お湯につかったとき「ハァ〜」と大きく息がもれるのはこのためです。

  水圧効果によるポンプ作用が、温熱効果で温まった血液を、浮力効果で緊張から開放された全身にめぐらせます。その結果、からだが温まって心もリラックスできる、というわけです。
■冷え症で、お風呂上りでもすぐ手足が冷たくなるときは・・・
  熱めのお湯に長時間つかることは、からだへの負担が大きく、短時間ではからだの表面温度が上がるだけで、芯から温まっているとはいえません。
  40℃程度のお湯にゆっくりつかりましょう。体温+4〜5℃のお湯につかることで、からだは十分に温まります。
■肩こり、腰痛、足のむくみがつらいときは・・・
  筋肉の血行不良が原因の肩こり、腰痛、むくみには、浮力と水圧による全身リラックスと血行促進が効果的です。ぬるめのお湯にゆっくりとつかってからだを温めると、からだは芯から温まり、リラックス効果もより高まります。
■冬になるとお肌がカサカサ、ムズムズかゆくなるときは・・・
  熱いお湯につかると、皮脂が取れやすく皮膚の乾燥が進んでしまいます。ぬるめのお湯にゆっくりとつかりましょう。
  また、からだをスポンジなどでゴシゴシ洗うのも肌荒れの原因のひとつです。石けんをしっかり泡立て、泡だけで洗っても汚れは十分に落ちます。


◆ インフルエンザが流行期に入りました ◆

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