お知らせ
2012年1月8日掲載
●タバコの害について考えてみよう

 タバコ税の増税や喫煙スペースの縮小などにより、喫煙者人口は年々減少傾向にあります。喫煙者の約8割が禁煙の成功には「強い意志と動機が必要」とし、昨年のタバコ税の増税をきっかけに禁煙にチャレンジしているのがジョンソン・エンド・ジョンソン(株)の調べにより分かりました。あの喫煙大国フランスも毎年増税を行うなど、日本だけではなく、世界中でタバコによる健康被害を危惧するようになり、今後もその傾向は強まることでしょう。
 「受動喫煙」ということがある限り、タバコは個人の問題ではありません。喫煙者がタバコをやめることは周囲の人間にとっても非常にメリットが大きいのです。大切な家族や友人、同僚をタバコによる健康被害から守りましょう。
 

●タバコの害について、もう一度考えてみよう!

 昨年末からスタートした「らくらく禁煙コンテスト」も終盤戦に入りました。これまで幾度となくいわれてきた喫煙のデメリットを再度認識し、今度こそ禁煙を成功させましょう。
  
喫煙が引き起こす病気
●がん
タバコの煙に含まれる有害物質の中には発がん性の化学物質が多数あり、その代表格がタールです。この発がん物質が細胞の遺伝子に傷をつけ、がん化させていきます。特に、肺がんと関連づけられることが多いのですが、その他にも消化器系や泌尿器系などのがんとの因果関係もあるとされています。
●循環器系疾患
喫煙により一酸化炭素が血液中に流入し、血管や心臓に傷をつけて血栓をできやすくし、動脈硬化を促進させます。また、ニコチンにより血管が収縮し血圧を上昇させ、高血圧を導きます。このような状態が慢性化すると、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの病気も引き起こします。  
●呼吸器系疾患
タバコの煙の中に含まれる有害物質を吸い続けると、肺は常に炎症を起こした状態になり呼吸機能が低下し、肺炎や気管支炎などを引き起こします。最終的には「タバコ病」との別名もあるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に至ることもあります。空気の通り道である気道が狭くなり、呼吸が困難になる非常に恐ろしい病気です。
 
女性と喫煙
●美容の大敵
皮膚の弾力が失われ、深いシワが増え、いわゆる「スモーカーズフェイス」といわれる顔つきになります。喫煙により歯・歯肉の着色、口臭や声にも変化があらわれてきます。
●胎児への影響
喫煙により早産、流産、死産、低体重児、奇形などの原因につながり、また出生後も乳幼児突然死症候群のリスクが高まります。胎児への影響は妊婦の喫煙だけでなく、受動喫煙によっても引き起こされます。
●骨粗しょう症の危険性
喫煙者は骨を守るエストロゲンの分泌が禁煙者に比べ早く減少するので、更年期に骨粗しょう症になる人が多いといわれています。

◆ インフルエンザが流行しています ◆

関連項目はこちら

前のページに戻る   このページのトップへ

Copyright © since 2005 名古屋薬業健康保険組合 All Right Reserved.