お知らせ
2012年3月4日掲載
●一日の始まりは朝食から

 朝食が一日の活動のエネルギーとして大切だということはよく知られています。しかしそれだけでなく、メタボリックシンドロームの予防にもなるとされているのはご存知でしょうか。

 朝食抜きが招くのは、代謝量の低下、体内時計の乱れ、まとめてドカ食い……。つまり、「朝食抜きは太りやすい」わけです。

 この春、メタボ防止のためにも朝食から生活を見直してみませんか?

▼「朝食を抜くと太りやすい」その理由は…▼

代謝量の低下
必要なエネルギーが補給されず、筋肉を取り崩してエネルギーを消費するため、安静時の代謝量が減ります。また、消費エネルギーを節約しようとして代謝量が低下します。
体内時計の乱れ
からだの生体リズムを整える「時計遺伝子」のはたらきが乱れ、からだは飢餓の危機を感じて脂肪をためこもうとします。
昼食・夕食のドカ食い
血糖が低下するため、補おうと自然に昼食・夕食の量が増えてしまいます。そして、食事を多量にとると急に血糖が増加してしまいます。


◆朝食をとると、こんな利点がある!◆

●1 朝食をとった方が太りにくい
 朝食と夕食で同じエネルギーを摂取した場合、
夕食は 食べた後に寝るだけだと、余ったエネルギーは体脂肪として蓄積されてしまいます。
朝食は 1日の活動源として消費されます。
 つまり、朝食の方が肥満につながりにくいのです。同じ食べるなら、朝食を増やし、夕食を減らすとさらによいでしょう。

●2 糖尿病の予防につながる
糖尿病の指導要領には、必ず朝食をとるように、とあります。朝食を抜くと昼食・夕食で急激に血糖値が上がってしまうので、これを防ぐためです。
※血糖値が高くなる糖尿病は、放置すると進行して目や神経、腎臓に合併症を引き起こすおそれがあります。

●3 生活リズムが整う
朝ごはんを食べることで1日の始まりをからだが感知します。また、朝食の習慣化によって、朝になると空腹を感じて目が覚める「目覚まし時計」の効果が生まれ、生活リズムが整います。

●4 脳のはたらきを上げる
脳をはたらかせるエネルギー源は、唯一「ブドウ糖」です。朝ごはんを食べるとそのブドウ糖が脳に供給され、脳を目覚めさせて集中力、記憶力、作業能力を上げます。


●おすすめは簡単・スピード朝食●
 いきなり栄養バランスやカロリーを考えた「きちんと朝食」にこだわり、挫折してしまってはもったいないので、まずできることから始めましょう。段階を踏んで習慣づけ、家で作って食べられるようになれば、より自分に合ったヘルシーな朝食をとれます。
外食する
通勤途中に店に立ち寄って食べて行きます。駅の麺類を売るスタンド、牛丼店などの「朝定食」、喫茶店の「モーニングセット」も便利です。
買って食べる
通勤途中に買い、始業前に会社のデスクで。または、前夜に買っておいて、家で身支度の合間に。牛乳や野菜ジュース、サラダ、サンドイッチ、おにぎりなどでヘルシーな組み合わせもできます。
家で作って食べる
夜や休日にまとめて作っておき、「朝は電子レンジで解凍するだけ」なら簡単、手早く準備できます。
家で作る際のちょっとしたコツ
ごはんは一膳分ずつ小分けして冷凍
インスタントの味噌汁に具を加える
冷凍野菜や卵、豆腐、納豆、ハムなど簡単に調理できる材料を活用する


◆ インフルエンザが流行しています ◆
予防接種をされたからといって安心しないでください。
予防接種はあくまで重症化を抑えるなどの予防策の1つで、
インフルエンザにかからないわけではありません。
1人ひとりが「手洗い」「うがい」「マスクの着用」など予防することが大切です。
◆ ノロウイルスにもご注意ください ◆
厚生労働省ホームページ

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