お知らせ
2012年12月19日掲載
●健康日本21… E飲酒

いよいよ来年度から始まる「健康日本21(第2次)」では、新たな健康課題や社会背景などをふまえて、子どもから高齢者まで 「すべての国民が共に支え合い、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会」を目指しています。
各分野について具体的な目標が示されていますので、みなさんもぜひ、健康づくりに役立ててください。

飲  酒

忘年会や新年会が多いこの季節は、なにかとお酒を飲む機会が増えます。
「酒は百薬の長」という言葉がありますが、お酒が健康に良いのは節度のある飲み方をしてこそです。飲み過ぎは身体に悪影響であるばかりか、飲み方を誤ると、生命に危険が及ぶこともあるので注意したいものです。

「健康日本21(第2次)」では、生活習慣病の発症リスクを高める量を飲酒している方の減少、未成年者及び妊娠中の者の飲酒の防止について目標を設定しています。
飲酒


●適正飲酒を心がけよう●
飲み過ぎは、アルコール依存症などの精神疾患を始めとするさまざま健康障害のリスクの原因となります。さらに、お酒自体にエネルギーがあるうえ、 食欲を増す作用があるので、ついつい食べ過ぎに…。それがエネルギーの過剰摂取になり、メタボにもつながってしまうのです。
@ 生活習慣病のリスクを高める量*を飲酒している方の割合の減少
 *一日当たりの純アルコール摂取量が男性40g以上、または女性20g以上
【現状】 男性  15.3% 【目標】   13%
女性    7.5% 【目標】   6.4%
A 未成年者の飲酒をなくす 【目標】   0%
B 妊娠中の飲酒をなくす 【目標】   0%

★純アルコール量20gの目安
●ビール…中ビン1本(純アルコール量20g)
●清酒…1合(純アルコール量22g)
●ワイン…グラス2杯(純アルコール量24g)
●ウイスキー…ダブル1杯(純アルコール量20g)
適正飲酒を心がけよう

酔いの仕組み
アルコールを摂取すると肝臓で「アセトアルデヒド」という物質が生成されます(「アセトアルデヒド」とは、顔面紅潮、動悸、吐き気、頭痛などの原因となる有害物質です)。
その後、解毒処理が行われ、尿として排泄されますが、肝臓のアルコール処理能力には限界があり、許容量を超えると、血液中に「アセトアルデヒド」が放出されます。
このときの血液中のアルコール濃度がお酒による酔いの状態に関係してきます。一般的に、アルコール血中濃度0.1%程度までが健康的に楽しくお酒を飲める状態です。
酔いの仕組み ご存知ですか?COPD(慢性閉塞性肺疾患)

週に2回は休肝日 週に2回は休肝日
毎日の飲酒が習慣になっている人は、「休肝日」を決めて飲まない日をつくりましょう。週2日、できるだけ続けてとるのがよいとされます。総飲酒量を減らし、 肝臓に負担をかけないためにも取り組んでみましょう。


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