お知らせ
2012年12月20日掲載
●健康日本21… F歯・口腔の健康

いよいよ来年度から始まる「健康日本21(第2次)」では、新たな健康課題や社会背景などをふまえて、 子どもから高齢者まで 「すべての国民が共に支え合い、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会」を目指しています。
各分野について具体的な目標が示されていますので、みなさんもぜひ、健康づくりに役立ててください。

歯・口腔の健康

歯には、食べる・話すだけでなく、歯ごたえを感じたり、美しい表情をつくったりなど、さまざまな働きがあります。また、全身の健康にも深く関わっています。
一生自分の歯で、楽しく健康的な生活を過ごすには、子どもの頃からの正しいデンタルケアと青年期のセルフケアが重要です。

「健康日本21(第2次)」では、健康な歯と口腔を生涯にわたり維持することができるよう、 歯周病予防・歯の喪失防止に加え、う蝕(虫歯)予防および口腔機能の維持・向上について目標を設定しています。
歯・口腔の健康


●8020(はちまるにいまる)を目指そう●
「8020(はちまるにいまる)運動」とは、「80歳になっても20本、自分の歯を保ちましょう」という運動です。
【目標】
@ 口腔機能の維持・向上(60歳代における咀嚼(そしゃく)良好者の割合の増加)
A 歯の喪失防止
  80歳で20歯以上の自分の歯を有する方の割合の増加
  60歳で24歯以上の自分の歯を有する方の割合の増加
  40歳で喪失歯のない方の割合の増加
B 歯周病を有する方の減少
  20歳代における歯肉に炎症所見を有する方の割合の減少
  40歳代における進行した歯周炎を有する方の割合の減少
  60歳代における進行した歯周炎を有する方の割合の減少
 「8020運動」など、歯についてよりくわしく知りたいときは・・・

知らない間に進行していく恐ろしい病気「歯周病」
歯科検診
歯周病の原因は歯周病菌です。歯周病になりやすい人とは、歯みがきが適切でない人、ストレスの多い人、唾液が少ない人、肥満な人、喫煙をする人、 歯石・歯垢のある人などがあげられます。
また、歯周病は男性よりも女性の方がなりやすいのです。それは、歯周病菌が女性ホルモンを好むからで、 妊娠など女性ホルモンの分泌量が増えるとその細菌も増殖するとされています。女性の定期的な歯科健診をおすすめします。

●子どもの頃からしっかりお手入れ●
 【目標】 子どもの頃からしっかりお手入れ
C 乳幼児・学齢期のう蝕(虫歯)のない方の増加
  3歳児で虫歯がない方の割合が80%以上である
   都道府県の増加
  12歳児の一人平均虫歯数が1.0本未満である
   都道府県の増加

●定期的な歯のチェックを!●
国は歯科疾患の予防や定期的な歯科健診を推進しています。
D 過去1年間に歯科検診を受診した方の割合の増加
(20歳以上)
【現状】 【目標】
34.1% 65%


冬至に、かぼちゃを食べて風邪知らず!
今年(平成24年)の「冬至(とうじ)」は12月21日です。冬至にかぼちゃを食べる習慣が根付いたのは、江戸時代中期頃。かぼちゃはカロチンやビタミンを多く含み、感染症などに対する抵抗力をつけてくれます。そのため、「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」といわれるようになりました。 冬至に、かぼちゃを食べて風邪知らず!


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