お知らせ
2012年12月25日掲載
●健康日本21… H循環器疾患(脳血管疾患・虚血性心疾患)

いよいよ来年度から始まる「健康日本21(第2次)」では、新たな健康課題や社会背景などをふまえて、子どもから高齢者まで 「すべての国民が共に支え合い、健やかで心豊かに生活できる活力ある社会」を目指しています。
各分野について具体的な目標が示されていますので、みなさんもぜひ、健康づくりに役立ててください。

循環器疾患(脳血管疾患・虚血性心疾患)

がんと並んで日本人の主な死因である、脳卒中や心臓病。血流の異常が原因で起こるこれらの病気をあわせて「循環器疾患」と呼んでいます。
高血圧、脂質異常症、喫煙、糖尿病などが循環器疾患のリスクですが、近年では、食事や運動、ストレスなどとも深く関連しているといわれています。まずは生活習慣の改善。 それが予防の第一歩です。

「健康日本21(第2次)」では、脳血管疾患および、虚血性心疾患の発症のリスクとなる高血圧の改善と、脂質異常症の減少。また、これらの疾患による死亡率の減少等を目標としています。
循環器疾患(脳血管疾患・虚血性心疾患)


●血液サラサラを心がけましょう●
血圧が高い状態や、血液ドロドロが進行すると、脳卒中や心臓病を起こす危険性が高まるため注意が必要です。
【目標】
@ 脳血管疾患・虚血性心疾患の年齢調整死亡率の減少
A 高血圧の改善(収縮期血圧の平均値の低下)
【現状】 【目標】
男性 138mmHg 134mmHg
女性 133mmHg 129mmHg
B 脂質異常症の減少
総コレステロール240mg/dl以上の方、LDLコレステロール160mg/dl以上の方の割合の減少

血圧を知り、しっかり自己管理しましょう
血管に強い圧力がかかりすぎている「高血圧」。自覚症状がほとんどないため、発見するには、定期的に自分の状態を知ることが重要です
 
健康診断などで年に1度測るだけでは、なかなか本来の血圧はわかりません。また、診察室では緊張して高めの数値が出てしまうこと(白衣高血圧)や、 診察室では正常でも高血圧が隠れている場合(仮面高血圧)もあります。毎日家庭で朝晩測定し、ふだんの状態を知って自己管理していきましょう。
血圧を知り、しっかり自己管理しましょう

●メタボ予防・改善のために●
「健康日本21(第2次)」では、「特定健康診査・特定保健指導の実施率の向上」を循環器疾患と糖尿病の両方の目標として定めています。
D メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少
【現状】(平成20年度)
1,400万人
【目標】(平成27年度)
平成20年度と比べて25%減少
E 特定健康診査・特定保健指導の実施率の向上
【現状】
(平成21年度)
【全国目標】
(平成29年度)
 ●特定健康診査の実施率 41.3% 70%
 ●特定保健指導の実施率 12.3% 45%

特定健診・特定保健指導を受けましょう
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平成24年度 健康診断・保健指導について


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