お知らせ
2012年2月6日掲載
●「乾燥トラブル」、こんなことにも注意しましょう

  冬の乾燥時期には、火事、静電気、インフルエンザなどのウイルス性感染症など、いろいろなトラブルが発生しやすくなっています。
  からだへの乾燥トラブルは、こまめな水分補給と保湿でうるおすことが基本です。
  また、加湿器や蒸散量が多い観葉植物を置いたりして、部屋の乾燥を防ぐことも大切です。
  とくに乾燥しやすい顔、唇、手、背中、すね、かかとなどには、お風呂あがりに乳液やクリームを塗って水分の蒸発を防ぎましょう。
 


乾燥トラブル、こんなことにも注意しましょう

●エアコン、パソコン、コンタクトレンズ・・・3つのコンで「ドライアイ」
  ドライアイは涙液(涙)の異常で目の表面が乾き、角膜や結膜に傷が付いたり目の疲れや不快感が出たりする慢性疾患です。
  パソコンの凝視でまばたきが減ったり、エアコンで乾燥したオフィスで長時間過ごしたりすることも原因となります。 携帯電話のメールやスマートフォン、ゲーム機などの使用もまばたきが減ります。
  軽症の場合は、市販の点眼薬を使ったり、部屋に加湿器を置いたりして対処しましょう。 パソコン使用時は1時間ごとに10分程度の休憩を取ったり、目を温めることも効果的です。 コンタクトレンズを使うときは、乾きにくいモイストタイプを選びましょう。
  また、女性のまつげの内側のアイメークは、マイボーム腺(脂質を分泌して涙液の蒸発を防ぐ)をふさぐ上、クレンジング剤が目に入る原因にもなってしまいます。アイメークはまつ毛の外側にとどめましょう。

●生活習慣を見直しましょう
  肌の乾燥は、冬の寒さや湿度が原因だけではありません。 肌のうるおいのもととなる皮脂の分泌は、性ホルモンと関係しています。 性ホルモンの分泌は女性で20歳代、男性では20〜40歳代でピークを迎え、その後は徐々に年齢とともに肌のうるおいが失われ、また、生活習慣や嗜好品、化学物質などによって、乾燥肌をさらに悪化させている場合もあるのです。
  顔やからだの洗いすぎ、喫煙、ファーストフード中心など偏った食生活、睡眠不足や不規則な生活なども乾燥肌の原因となります。
  肌がカサついたりかゆみを感じたりしたら、生活習慣を見直しましょう。

●髪も乾燥でパサついてしまいます
  湿度が少なく乾燥した寒い冬は、髪はとても傷みやすくなります。 柔軟性がなくなり、キューティクルが開き、パサツキ、切れ毛、枝毛の原因となって髪の毛自体が痛みやすくなっています。 さらに冬に辛い北風は、ゴミやホコリなど色々な不純物を運んで、髪と髪の間にまで入り込み、毛穴を痛める原因になる可能性もあります。
  特に風の強い日は帽子やスカーフ等でカバーすることも大切です。
  また、手を洗った時にその手で髪にサッと水分をつけたり、トリートメントやヘアクリーム、ヘアワックス、ヘアスプレー等で髪をコーティングして水分の蒸発を防ぐことも効果的です。
  さらに、シャンプーやドライヤーのし過ぎで、髪と頭皮に必要な脂分まで奪ってしまうこともありますので、ほどほどにして髪をいたわりましょう。

●ひどいかゆみや炎症がある場合は、医師に相談しましょう
  「かゆいからかく」という動作を繰り返した結果、表皮はますます荒れてしまい、刺激物質が侵入し、水分がどんどん蒸発するようになります。 水分が蒸発するとますます肌荒れが深くなり、かゆみが増し、炎症が起こります。
  肌は大きく分けて表皮と真皮があります。 表皮には一番上に皮脂膜、次に角質層があります。 この2つの層が、肌をダニ、ハウスダスト、化学物質、異物など外界の刺激やアレルゲンから守る「肌バリア機能」です。 この肌バリア機能が傷ついて壊れたり薄くなったりすると肌トラブルが起きやすくなります。
  肌荒れの原因は、乾燥だけでなく何かのアレルギーかもしれませんので、化膿したりする前に、医師に相談してみましょう。


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