2012年2月27日掲載 |
●病気と上手に付き合おう C高血圧
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血管に強い圧力がかかりすぎている「高血圧」。自覚症状がほとんどないため、発見するには、健康診断を受け、家庭で毎日血圧を測るなど、定期的に自分の状態を知ることが重要です。 高血圧を放置してしまうと動脈硬化になる恐れがあり、さらには狭心症や心筋梗塞、脳卒中などを引きおこしたり、腎臓の働きに悪影響を及ぼしたりする可能性があります。 |
■高血圧の測定、基準■ 健康診断などで年に1度測るだけでは、なかなか本来の血圧はわかりません。また、診察室では緊張して高めの数値が出てしまうこと(白衣高血圧)や、診察室では正常でも高血圧が隠れている場合(仮面高血圧)もあります。毎日家庭で朝晩測定し、ふだんの状態を知って自己管理していきましょう。 診察室で測る基準値
家庭で測る基準値 リラックスした状態で測れる家庭では、医療機関で測る際よりも低く出やすいとされています。
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●「高血圧」についてくわしくは |
高血圧には、なりやすい危険因子と呼ばれるものがあります。遺伝、肥満、ストレス、喫煙、塩分の多い食事、飲酒習慣などが挙げられます。 遺伝以外の危険因子は、生活習慣の改善によって減らすことができます。高血圧は「生活習慣病」と意識し、予防に取り組みましょう。 ●食事 塩分を控えましょう ・塩、しょうゆ、みそ、ソースなどの調味料を使いすぎない。 ・みそ汁は減塩みそを使い、具だくさんに。麺類は、かけ麺よりつけ麺にする。かけ麺にするならスープは残す。 ・ちくわやかまぼこ、ハム、ウインナーをはじめとする加工食品、インスタント、レトルト食品、市販の弁当・惣菜などには塩分が多く含まれるので、とりすぎないよう注意が必要。 カリウムをとりましょう ・カリウムには、体内から塩分を排出するはたらきや、血管を広げて血圧を下げるはたらきがあるといわれる。ホウレンソウ、トマト、リンゴ、バナナなど野菜や果物に多く含まれる。 ●運動 危険因子の一つである肥満を防止するためにも、運動はおすすめです。運動をはじめると一時的に血圧が上がりますが、続けているうちに末梢の血管が広がり、だんだん血圧が下がっていきます。また、長期間継続して行うと、ホルモンの分泌によりふだんの血圧も下がるといわれます。 ちょっときついと感じる、息がはずむくらいの強度でのウォーキングや軽いジョギングをする、ゆっくり長い距離を泳ぐなど有酸素運動がよいでしょう。 持病のある方は、医師に相談してから行ってください。 ●ストレス 緊張状態が長くストレスの多い生活では、交感神経が活発になり血圧の高い状態に。一方、リラックスしているときには、副交感神経が活発になって血圧を下げます。音楽を聴いたり、マッサージをしたり、心を休めるオフの時間を作りましょう。 また、睡眠中は血圧が下がり、血管が修復されるので、十分に睡眠をとりましょう。 ●温度差 寒いと血圧が上がってしまうので、とくに冬は防寒に気を配りましょう。また、温度差が大きいと血圧も変動しやすいので、家のなかでも寒暖の差をなくすようにします。浴室や脱衣所、廊下、トイレなどは要注意です。 |
高血圧の治療は生活習慣の改善が基本です。食塩や脂質の摂取量制限、適正体重の維持、運動療法、禁煙などがあります。その人の状態によっては、降圧薬を用いた薬物療法も行われます。 薬を服用中の方は、先発医薬品からジェネリック医薬品に切り替えることにより自己負担額が軽減される可能性があるので、医師にご相談ください。 |
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